【3月6日 AFP】インドの路上で、子どもたちに石を投げ付けられているところを助け出された雑種犬が、爆発物や薬物の捜索に当たる部隊のエリート警察犬として頭角を現している。

 ヒンディー語で「希望」を意味する「アシャ(Asha)」と名付けられたこの犬は、約1年半前に同国東部の西ベンガル(West Bengal)州にある警察訓練施設の前で、乱暴に扱われているところを発見され、助け出された。

 警察犬訓練所の職員はAFPに対し、「アシャは施設内に運び込まれた時、血を流していた」と当時を振り返った。

 警察官らは当初、アシャをペットとして飼育するつもりだった。だがアシャは、爆発物や薬物を嗅ぎ分ける訓練を受けるジャーマンシェパードドッグやラブラドルレトリバーと同じレベルで鼻が利くことが分かり、警察犬としての訓練が始まった。

 同施設のサジャル・モンダール(Sajal Mondal)所長によると、アシャは過酷な訓練を見事に修了。鋭い嗅覚を駆使し、薬物やTNT火薬のような爆発物を嗅ぎ分けるのもお手の物だ。

 同所長は「アシャは血統書付きの犬より良いパフォーマンスを披露する。2メートル近くジャンプしてハードルを飛び越える」し、「一番足が速い」と話した。

 アシャは総勢30頭から成る部隊に、雑種犬としては初めて配属された。(c)AFP