【3月3日 AFP】テニス、メキシコ・オープン(Abierto Mexicano TELCEL Presentado Por HSBC 2019)は2日、男子シングルス決勝が行われ、ニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)が6-3、6-4で大会第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)を破り、1年以上ぶりのタイトルを獲得した。

 キリオスは今大会、2回戦で四大大会(グランドスラム)通算17勝を誇るラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)を3本のマッチポイントをしのいだ末に倒すと、準決勝では世界ランキング9位のジョン・イズナー(John Isner、米国)にも勝利し、決勝で勝った同3位のズベレフを含めて3人のトップ10選手を撃破する見事な勝ち上がりを見せた。

 また、準々決勝ではグランドスラム3勝のスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)にも勝利。今大会は、ナダルから試合後に非難されたほか、体調不良や故障、さらには自身に敵意を持った観客の存在などもあったが、さまざまなドラマをくぐり抜けて栄冠に輝いた。

 同日に行われた女子シングルス決勝では、中国の王雅繁(Yafan Wang)が2-6、6-3、7-5で第5シードのソフィア・ケニン(Sofia Kenin、米国)に逆転勝ちし、キャリア初タイトルを手にしている。(c)AFP