米国防総省、「宇宙軍」創設の法案提出 6番目の軍
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【3月2日 AFP】米国防総省は1日、「宇宙軍(Space Force)」の創設のための法案を議会に提出したと発表した。
ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は、人工衛星の保護と宇宙空間における脆弱(ぜいじゃく)性の対処に当たる独立した軍が必要だと主張してきた。
宇宙軍は軍の一つとして設立されるが、海軍の監督下にある海兵隊のように、空軍の傘下に入る見通し。
国防総省は1947年に空軍を創設して以来、新たな軍を設立していない。宇宙軍は、陸軍、海軍、空軍、海兵隊、沿岸警備隊に続く6番目の軍となる。
しかし、宇宙軍が新設されるためには、議会で審議、承認される必要がある。費用の発生や官僚機構の肥大化、空軍の任務と重なることに対して慎重姿勢を取る議員や国防当局者らは、創設に懐疑的な目を向けている。(c)AFP