【2月28日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するマクラーレン(McLaren)は27日、昨年にF1を引退したフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)がチームのアンバサダーに就任し、今後2年にわたりテストドライバーを務めると発表した。

 2度の年間王者に輝いた実績を誇るアロンソは、2007年と2015年~2018年の2期にわたってマクラーレンに所属。すでにモナコGP(Monaco Grand Prix)とルマン24時間耐久レース(Le Mans 24 Hour Race)を制している37歳は今年、インディカーシリーズのインディアナポリス500(Indianapolis 500)での世界三大レース制覇達成を目指してレースを続けている。

 スペイン出身のアロンソはコメント文で「去年F1でのレースを辞める前にも、マクラーレンとは長い付き合いになると言っていた。だから、心のふるさとだと感じるチームと密接に仕事が続けられる今回の機会は本当にうれしい」と述べた。

 一方、ザック・ブラウン(Zak Brown)最高経営責任者(CEO)は「どんなチームにとっても、フェルナンドのクラスの人が近くにいて、その経験を通してサポートしてくれるのは非常に大きい」と話し、「彼の洞察力や視点は、われわれのドライバーとエンジニアの両方にとってありがたいものとなる。その存在やキャラクターも、われわれのパートナーやファンにとって非常に魅力的だ」と続けた。(c)AFP