【2月28日 AFP】テニス、ドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2019)は27日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第2シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が6-3、3-6、6-3でフェルナンド・ベルダスコ(Fernando Verdasco、スペイン)に勝利し、準々決勝へ駒を進めた。

 フェデラーにとっては、これがドバイ選手権で通算50勝目。自身ツアー通算100個目のタイトル獲得まであと3勝に近づいたが、試合後には「ぎりぎり」だったと明かした。

 同日行われた試合では、トップシードの錦織圭(Kei Nishikori)が5-7、7-5、2-6で格下の若手ホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)に敗れたため、37歳のフェデラーは今大会で最もシードが高い選手となったが、この日は辛勝したフィリップ・コールシュライバー(Philipp Kohlschreiber、ドイツ)との初戦と同様、難しい試合を強いられた。

 フェデラーは、「ぎりぎりの場面がいくつかあった」「試合を通して落ち着いていられたことには満足しているし、ベストではなかったけど感触は良かった」「本当に重要な場面では自分が物にできる気がしていた」と語った。

 錦織が22歳のホルカシュにまさかの敗北を喫したことで、今週のフェデラーの戦いは少し楽になったが、四大大会(グランドスラム)通算20勝を誇る王者は、自身が通算100勝を達成できるかについては、はっきりと自信を示さなかった。

 準々決勝ではマートン・フチョビッチ(Marton Fucsovics、ハンガリー)と対戦するフェデラーは「100勝に到達できるかは分からない。とでも言っておこうか」と話した。

 また、ガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)は6-3、6-2でマルコス・バグダティス(Marcos Baghdatis、キプロス)に快勝。第3シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)を破った前日の勢いをそのままに、元全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament)ファイナリストのバグダティスを圧倒した。

 32歳のモンフィスは次戦、4強入りをかけてリカルダス・ベランキス(Ricardas Berankis、リトアニア)と対戦する。(c)AFP