【2月28日 AFP】米フェイスブック(Facebook)のデービッド・ウェーナー(David Wehner)最高財務責任者(CFO)は26日、昨年同社が内容を明らかにした閲覧履歴を利用者が消去できる機能について、2019年内に導入すると表明した。フェイスブックをめぐっては、プライバシー保護に対する姿勢について批判の声が上がっている。

 ウェーナー氏が米金融大手モルガン・スタンレー(Morgan Stanley)主催のテクノロジーカンファレンスで明らかにした。

 ウェーナー氏は機能導入の具体的な日程について、「今年中」と述べるにとどめた一方、ユーザーが履歴を消去できるようになれば同社のターゲティング広告における取り組みに支障が出るとの見解を示した。

 ウェーナー氏は「わが社はこれまで、この問題について比較的うまくかじ取りしてきたと思う」と述べたものの、履歴消去機能の導入により会社の成長が今以上に難しくなり、今後の展開も若干見えにくくなるとの考えも示した。

 フェイスブックが昨年発表した機能では、ユーザーはどのアプリやウェブサイトがフェイスブック側にユーザー情報を提供するのかが確認できるほか、アカウントからデータを消去し、フェイスブックにデータの保管をさせないようにすることもできる。(c)AFP