【2月26日 AFP】サッカーのイングランド・プレミアリーグ、カーディフ・シティ(Cardiff City)に移籍したアルゼンチン出身のFWエミリアーノ・サラ(Emiliano Sala)選手(28)を乗せた小型飛行機がイギリス海峡(English Channel)に墜落した事故で、英国の航空事故調査当局は25日、小型機の操縦士が商用飛行に必要な免許を取得していなかったと明らかにした。

 当局は中間報告書で、サラ選手がどのような条件の下で搭乗していたのかはまだ確定できていないと説明。ただ、事故機を操縦していたデビッド・イボットソン(David Ibbotson)さん(59)はそれまで乗客と経費を分担する条件で客を運んでいたとし、今回も同様の「私的な」飛行として許可されていたとの見解を示した。

 フランス・リーグ1のナント(FC Nantes)からカーディフ・シティ(Cardiff City)に移籍が決まったサラ選手を乗せてイボットソンさんが操縦していた小型機は1月21日、イギリス海峡で消息を絶った。後に海底で見つかった機体の残骸からサラ選手の遺体が収容された。(c)AFP/Dario THUBURN