【2月23日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は22日、ホワイトハウス(White House)で記者団に対し、前日から2日間にわたって行われた中国との閣僚級貿易協議は「上首尾」に終わったと評価するとともに、3月中に中国の習近平(Xi Jinping)国家主席と首脳会談を行う意向を表明した。

 閣僚級貿易協議は24日まで2日間延長されたが、米国が対中関税を引き上げるとしている3月1日の期限が近づく中、両国は合意を急いでいる。

 しかしトランプ氏は、中国からの輸入品2000億ドル(約22兆円)相当に対する関税の税率を引き上げる期限の先延ばしを検討していることを改めて示唆。その上で、習氏との首脳会談に言及し、「遠からず会談を行うつもりだ」「おそらく3月のかなり早い時期になる」「合意を結べる、またとないチャンスだと思っている」と述べた。

 米中貿易戦争は具体的な進展がないまま7か月に及び、世界市場の混乱を招いている一方で世界経済に打撃を与えるとして強い警戒感を持たれている。(c)AFP/Douglas Gillison