【2月20日 AFP】スイスのアルプス山脈(Swiss Alps)にあるリゾート地で19日、雪崩が発生し、スキー客4人が負傷した。警察当局は、まだ生き埋めになっている人がいることを懸念し、日没後も捜索活動を続けると表明した。

 当局は記者会見で、雪崩により4人が負傷し、うち1人が重傷を負っていると発表。現地ではこれに先立ち、最大で12人が雪崩に巻き込まれたと報じられていた。

 警察は、目撃証言によれば他のスキー客がまだ雪に埋もれている恐れがあり、夜に入っても捜索を続けると表明。同国公共放送局RTSによると、現場では240人が救助活動に当たり、軍が支援のため照明を設置した。

 警察のツイッター(Twitter)投稿によれば、雪崩は昼過ぎ、クランモンタナ(Crans Montana)の標高2600メートルの斜面で発生した。学校の休暇期間と重なったことから、現場はスキー客でにぎわっていた。

 地元紙ルヌベリスト(Le Nouvelliste)はニコラ・フェロー(Nicolas Feraud)クランモンタナ市長の話として、この雪崩により推定で「10人から12人」が生き埋めになったと報じている。(c)AFP