【2月18日 AFP】NBAオールスターゲーム2019(2019 NBA All-Star Game)は17日、米シャーロット(Charlotte)のスペクトラム・センター(Spectrum Center)で行われ、チームレブロンが最大20点差を逆転してチームヤニスに178-164で勝利した。

 最優秀選手(MVP)には31得点を記録したチームレブロンのケビン・デュラント(Kevin Durant)が選ばれた。2012年に続く2度目のMVP選出となったデュラントは試合後、オールスターの一員になれたことを光栄に思うと話し、「こんなにたくさんの素晴らしい選手たちに囲まれてプレーすることができるなんて。本当に感謝している」と語った。

 一方、レブロン・ジェームズ(LeBron James)と共に主将を務めたヤニス・アデトクンポ(Giannis Antetokounmpo)は全選手中最多の38得点をマーク。チームは第1クオーターで歴代最多タイの53得点を記録し、ハーフタイムでは95-82とリードしていた。

 リーグ最高勝率で前半戦を折り返したミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)をけん引し、今季のシーズンMVP最有力候補とみられているアデトクンポは「最初と2回目のオールスターはちょっと緊張していた」「でも今回はもう少しリラックスできたと思う。第3クオーターまでは自分がMVPだったが、そこから相手に火がついて奪われてしまった」と振り返った。

 特に前半は完全に守備が消える展開となった一戦は、第4クオーターになって激しさを増すと、選手たちも満員の1万9070人のファンの前で熱が入り始めた。第3クオーターでは一時20点差をつけられたチームレブロンだったが、それぞれ20得点と19得点を決めたクレイ・トンプソン(Klay Thompson)とカウィ・レナード(Kawhi Leonard)の活躍などで逆転勝利をつかんだ。

 また、輝かしいNBAキャリアを祝福するためにアダム・シルバー(Adam Silver)コミッショナーが設けた特別枠で出場を果たしたダーク・ノビツキー(Dirk Nowitzki)とドウェイン・ウェイド(Dwyane Wade)はそれぞれ9得点と7得点の数字を残した。

 マイアミ・ヒート(Miami Heat)のウェイドは16シーズン、ノビツキーはダラス・マーベリックス(Dallas Mavericks)一筋の21シーズンにわたるNBAキャリアに今季限りで幕を下ろすことになっている。

 3分という限られた出場時間の中で3ポイントシュートを3本中3本決めたノビツキーは、第4クオーター開始前にコート上で行われたセレモニーで「私たちが再びこの場に立つことを可能にしてくれたコミッショナー、そしてNBAに感謝する」と述べた。(c)AFP