英アカデミー賞、Netflix映画『ROMA/ローマ』が作品賞など2冠
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【2月11日 AFP】(更新、写真追加)英国映画テレビ芸術アカデミー(BAFTA)による英国アカデミー賞(British Academy Film Awards)の授賞式が10日、ロンドンで行われ、1970年代のメキシコ市を舞台にしたアルフォンソ・キュアロン(Alfonso Cuaron)監督の半自伝的映画『ROMA/ローマ(Roma)』が作品賞と監督賞に輝いた。
『ローマ』は動画配信大手の米ネットフリックス(Netflix)が製作。ネットフリックス作品として初めて米アカデミー賞(Academy Awards)の作品賞にもノミネートされており、今月24日の受賞作発表に注目が集まっている。
一方、英ロックバンド「クイーン(Queen)」の伝記的映画『ボヘミアン・ラプソディ(Bohemian Rhapsody)』は、少年への性的暴行疑惑が報じられたブライアン・シンガー(Bryan Singer)監督がBAFTAによって監督賞の選考から除外され、作品賞も逃したものの、ボーカリストの故フレディ・マーキュリー(Freddie Mercury)を演じた米俳優ラミ・マレック(Rami Malek)が主演男優賞を受賞した。
マレックは受賞後、「フレディのまねはしたくなかった。フレディが何をしたか、なぜそうしたかを理解したかった」とコメント。「最も偉大なアウトサイダー」だったとフレディ・マーキュリーをたたえ、感謝の意を表した。
主要部門の受賞結果は以下の通り。
<作品賞>
『ROMA/ローマ』
<主演男優賞>
ラミ・マレック 『ボヘミアン・ラプソディ』
<主演女優賞>
オリヴィア・コールマン(Olivia Colman) 『女王陛下のお気に入り(The Favourite)』
<助演男優賞>
マハーシャラ・アリ(Mahershala Ali) 『グリーンブック(Green Book)』
<助演女優賞>
レイチェル・ワイズ(Rachel Weisz) 『女王陛下のお気に入り』
<監督賞>
アルフォンソ・キュアロン 『ROMA/ローマ』
<脚本賞>
デボラ・ディヴィス(Deborah Davis)、トニー・マクナマラ(Tony McNamara) 『女王陛下のお気に入り』
<作曲賞>
ブラッドリー・クーパー(Bradley Cooper)、レディー・ガガ(Lady Gaga)、ルーカス・ネルソン(Lukas Nelson) 『アリー/ スター誕生(A Star Is Born)』
(c)AFP