【2月22日 CNS】中国・国家発展改革委員会はこのほど、政府10部門と共同で「供給改善と消費の安定成長推進と強大な国内市場の形成促進に関する実施案(2019年)」を発表した。その中で、複数の自動車販売促進策が諸政策の先頭に挙げられている。

 政府が複数の対策を講じ自動車消費を促進しようとする背景には、中国の自動車市場が「厳冬期」に入り、2018年の自動車販売台数が28年来初めて減少したことがある。

 中国自動車工業協会によると、2018年の中国の自動車の生産台数は2780万9000台(前年同期比4.2%減)、販売台数は2808万1000台(同2.8%減)だった。

 この事態を踏まえ、工業情報化部の苗圩(Miao Wei)部長は1月29日に行われた記者会見で、自動車の生産販売台数が減少したのは過去28年間にはなかったことだと述べた。

 製品構造からみると、減少した部分は主として乗用車で、商用車は成長の流れを維持しており、新エネルギー自動車は高速成長中だという。

 2018年の自動車製造業の成長は、金額ベースでは前年比4.9%増で、2017年に示した指標が12%増だったことに比べれば、成長の速度は落ちたもののマイナスには転じていない。これは、自動車業界の構造調整が進み、効果が表れ始めたことを表しているという。

 苗部長によると、2018年の生産販売台数の減少は、外部的要因としては自動車の販売制限、出車制限、維持コストの高さ、罰則の多さなどがあり、内部的要因としては、自動車企業の構造調整と運営方式転換の遅さなどが挙げられるとしている。