【2月4日 AFP】(更新)第53回スーパーボウル(Super Bowl LIII)は3日、米アトランタ(Atlanta)のメルセデス・ベンツ・スタジアム(Mercedes-Benz Stadium)で行われ、ニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)が13-3でロサンゼルス・ラムズ(Los Angeles Rams)に勝利し、栄冠に輝いた。

 ペイトリオッツのQBトム・ブレイディ(Tom Brady)は、前人未到となる通算6度目のスーパーボウル制覇を果たし、NFLの歴史に名を刻んだ。現在41歳のベテランは、2002年にペイトリオッツで初めてタイトルを獲得している。

 試合は第4クオーター後半にペイトリオッツのRBソニー・ミシェル(Sony Michel)が決勝のタッチダウンを決め、両チームの守備が目立った一戦を制した。総得点16は、1973年にマイアミ・ドルフィンズ(Miami Dolphins)がワシントン・レッドスキンズ(Washington Redskins)を14-7で下した試合を抜き、スーパーボウルの史上最少スコアとなった。

 ブレイディは消耗戦となった試合後「過去にもここまで来て負けた時もあったが、非常につらかった」「ここ数週間はチームとして決意が固まっていた。もう少し良い攻撃ができていたらとも思うが、試合には勝った。スーパーボウル王者になれた」と歓喜した。

 また、ブレイディは少なくともあと1シーズンは現役を続行したいと明かし、「これがモチベーションにならないわけないだろう? これが全てなのだから」と付け加えた。

 この勝利でペイトリオッツは、スーパーボウルの優勝回数をピッツバーグ・スティーラーズ(Pittsburgh Steelers)に並ぶ最多6回に伸ばしている。またスーパーボウルMVPには、貴重なキャッチを何本も決め、重要な局面でペイトリオッツを優勢にさせる活躍を見せたレシーバーのジュリアン・エデルマン(Julian Edelman)が選出された。(c)AFP/Rob Woollard