【1月28日 AFP】フィギュアスケート全米選手権(2019 GEICO U.S. Figure Skating Championships)は27日、米ミシガン州デトロイト(Detroit)で男子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、世界王者ネイサン・チェン(Nathan Chen)が大会3連覇を果たした。

 ショートプログラム(SP)首位発進のチェンは、4回転ジャンプ4本を組み込んだFSで228.80点の高得点をマークし、合計342.22点と準優勝のヴィンセント・ゾウ(Vincent Zhou)に58.21点差をつけて優勝。3月に埼玉で開催される世界選手権(ISU World Figure Skating Championships 2019)での連覇に向け、またしても力強いパフォーマンスを披露した。

 エール大学(Yale University)の1年生となった今季、チェンはスケート・アメリカ(Skate America 2018)とフランス杯(Internationaux de France 2018)で優勝してグランプリ(GP)シリーズ2勝を挙げ、昨年12月のグランプリファイナルも制している。

 またチェンはこれで、1980年代のブライアン・ボイタノ(Brian Boitano)氏以降では最長となる全米3連覇を達成し、2004年から2006年にかけて優勝したジョニー・ウェア(Johnny Weir)氏の記録に並んだ。

 SP3位のゾウはFS183.76点を記録し、合計284.01点で銀メダルを獲得した。ショート2位ながら、ゾウとの差は1点に満たなかったジェイソン・ブラウン(Jason Brown)は、1本だけ組み込んでいた4回転ジャンプが2回転になってしまい、フリー172.56点、合計273.08点で3位となった。また4位には、合計253.28点で樋渡知樹(Tomoki Hiwatashi)が入った。(c)AFP