【1月25日 AFP】フランス・リーグ1のASモナコ(AS Monaco)は24日、ティエリ・アンリ(Thierry Henry)監督の職務を停止すると発表した。同監督は今後すぐにも解任されるとみられている。

 リーグ1で低迷するモナコは「最終的な決定が下されるまでアンリ監督の職務を停止する」と発表し、残留争いをしているディジョン(Dijon FCO)とのアウェーゲームの前に行われる25日の練習は、アシスタントコーチのフランク・パッシ(Franck Passi)氏が指揮すると補足した。

 41歳のアンリ監督は昨年10月の就任後2勝しか挙げられておらず、モナコのリーグ戦での勝ち点はわずか15で、現在下から2番目の19位につけている。

 アンリ監督は、2017年にリーグ優勝に導いたレオナルド・ジャルディム(Leonardo Jardim)氏の解任にともない後任に指名されたが、低調なスタートを切ったチームの状態を改善することはできなかった。モナコは残留争いのさなかにあり、皮肉にもアンリ監督の後任にはジャルディム氏の名が挙がっているという。

 アンリ監督が同日の早い時間に行われた定例記者会見で話した内容が何かの予兆であるなら、同監督の職務を停止したモナコの決定は衝撃を与えるものになっただろう。

 アンリ監督は記者団に対して「私の未来は問題ではない」と述べていたが、この予期せぬ退団はモナコにとっても安くは上がらない。

 年俸が320万ユーロ(約3億9000万円)だったと報じられているアンリ監督の契約は2年半残っており、モナコの会長は保証金として800万ユーロ(約9億9000万円)も支払わなければならない。

 アンリ監督は公の場でのコメントにより、クラブ内の秩序を乱したと信じられている。

 同監督は24日、「ここに来た時、このクラブは混乱状態にあった。これまでされてこなかった多くのことを私は試みた」とコメントした。

 またアンリ監督は、移籍マーケットの期日が来週に迫る中、チームの強化について「私はストライカーの獲得を期待している」と話した。

 アンリ監督の職務停止処分は、レジェンドからも同情を集めている。

 元イングランド代表で、スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)でもプレーしたギャリー・リネカー(Gary Lineker)氏は、「アンリ監督の職務が停止になり、モナコが同監督に対して取るべき手段を決めたと知った。真のレジェンドをこうした形で扱うのは恥をかかせるようなことであり、やや失礼なように思う。解任しようとしているならそうすべき」とツイッター(Twitter)に投稿した。

 モナコは21試合を終えたリーグ戦で3勝しか挙げられておらず、18位のディジョン(Dijon FCO)とは2ポイント差、残留圏の17位とは3ポイント差になっており、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)ではグループAで勝ち点1しか得られず早期敗退となっていた。(c)AFP