【1月22日 AFP】米野党・民主党のカマラ・ハリス(Kamala Harris)上院議員(カリフォルニア州選出)は21日、次期大統領選への出馬を表明した。黒人女性として初の米大統領就任を目指す。

 民主党では、2020年の大統領選で共和党のドナルド・トランプ(Donald Trump)現大統領に挑む候補者の指名争いが既に混戦状態となっており、マサチューセッツ州のエリザベス・ウォーレン(Elizabeth Warren)上院議員、ハワイ州のトゥルシ・ガバード(Tulsi Gabbard)下院議員、ニューヨーク州のキルステン・ジリブランド(Kirsten Gillibrand)上院議員、フリアン・カストロ(Julian Castro)元住宅都市開発長官らが出馬を表明、あるいは検討している。

 ハリス氏が出馬表明を行った21日は、米国の公民権運動を主導した故マーティン・ルーサー・キング(Martin Luther King Jr.)牧師をたたえる祝日。ハリス氏は、自身の母親がキング牧師と面会したことがあると語っている。

 ABCテレビの番組「グッド・モーニング・アメリカ(Good Morning America)」に出演したハリス氏は、「両親は公民権運動で熱心な活動を行い、私はその運動の言葉を聞いて育った。その本質は、この国が崇高な理想に基づいて建国され、われわれはその理想の実現のために闘う時に最高の状態になれるという信念だ」と語った。(c)AFP/W.G. Dunlop