【1月17日 AFP】シリア北西部マンビジ(Manbij)で16日、自爆攻撃があり、米国防総省によると任務中の米兵や米軍関係者計4人が死亡した。イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行を主張した。同省の統計に基づくと、シリアでIS掃討に従事する米部隊に出た犠牲者数としては、2014年の派遣以降で最悪となった。

 死亡したのは米兵2人と国防総省の文民の職員1人、同省の業務支援に当たっていた業者の1人で、ほかに米兵3人が負傷した。現在、攻撃について調査が行われている。

 在英NGO「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」はこれに先立ち、マンビジの飲食店で攻撃があり、米兵2人、シリアの民間人9人、米軍の支援を受ける戦闘員5人が死亡したと報告していた。

 ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は先月、ISを「ほぼ打倒」したとして、シリアに駐留する米軍を完全撤収させると表明し、関係国などに衝撃を与えていた。(c)AFP/Delil Souleiman with Tony Gamal-Gabriel in Beirut