【1月11日 AFP】第17回アジアカップ(2019 AFC Asian Cup)は10日、各地で試合が行われ、グループAでは開催国のアラブ首長国連邦(UAE)がインドを2-0で下し、16強入りに一歩近づいた。

 試合終盤に議論を呼ぶPKを決め、バーレーンとの初戦をなんとか1-1で引き分けていたUAEは、ハルファン・ムバラク(Khalfan Mubarak)とアリ・マブフート(Ali Mabkhout)がそれぞれ得点を挙げてインドに勝利した。

 2011年大会(2011 AFC Asian Cup)で日本を優勝に導き、現在はUAEを率いるアルベルト・ザッケローニ(Alberto Zaccheroni)監督は「バーレーン戦の結果は残念だった。ファンに深くおわびした」とコメントしている。

「しかし、今夜の選手たちは素晴らしい闘志と精神力をみせ、われわれは勝利に値した。大会に順応していくことが重要だ」

 一方、グループBではシリアがヨルダンに0-2で敗れ、チームを率いていた70歳のベルント・シュタンゲ(Bernd Stange)監督が試合直後に解任された。

 シリアサッカー協会(SFA)はフェイスブック(Facebook)で「シュタンゲ監督の解任を決定した」と発表し、同チームをかつて率いたファイル・イブラヒム(Fajr Ibrahim)氏がオーストラリアとのグループ最終戦で指揮を執ると補足した。

 今年のアジアカップでは、インドに1-4で敗れたタイがすでに指揮官を解任しており、シュタンゲ監督は今大会で解任された2人目の指揮官となった。タイは同日行われたグループAの試合でバーレーンを1-0で下し、立て直しに成功している。

 初戦でオーストラリアにも勝利していたヨルダンは、決勝トーナメント進出一番乗りを決めている。(c)AFP/Alastair HIMMER