【1月7日 AFP】第17回アジアカップ(2019 AFC Asian Cup)は6日、各地で試合が行われ、前回王者のオーストラリアがヨルダンに0-1で敗れ、連覇を目指すチームは最悪のスタートを切った。

 グラハム・アーノルド(Graham Arnold)監督が率いる若手主体のオーストラリアは初戦での勝利を確信していたが、アナス・バニ・ヤシーン(Anas Bani Yaseen)の強力なヘディングシュートで前半に先制されると、そのもくろみは崩れ去った。

 76パーセントのボール支配率を記録しながら枠内シュートを6本しか打つことができなかったオーストラリアは、試合間際にチャンスをつかむも、相手GKアメル・シャフィ(Amer Shafi)の素晴らしいセービングに2度はばまれた。

 大会で勝ち上がるには勝利が必要となる10日のパレスチナ戦を前に、負傷者続出のオーストラリアは多くの悩みを抱えている。

 第1次政権の2007年大会でチームを準々決勝に導いたアーノルド監督は、失点は「だらしないもの」だったと表現し、黒星スタートを悔やんだ。

 アーノルド監督は「ツキに見放され、ボールが弾まないようなフラストレーションのたまる一日だった」「もし負けるとしたら、初戦を落とす方がまだいい」と話している。

「チームの目を覚ます試合になった。すべては、チームが改善できるかどうかだ。すぐに克服したい」 (c)AFP/Talek HARRIS