【1月1日 AFP】タイ王室庁(Royal Household Bureau)は1日、ワチラロンコン(Maha Vajiralongkorn)国王(66)の戴冠式が5月4~6日に実施されると発表した。崇敬されていた父親のプミポン・アドゥンヤデート(Bhumibol Adulyadej)前国王の死後、2年半以上が経過しての開催となる。

 王室庁は戴冠式が5月4~6日に行われるとテレビ放送を通じて発表。「伝統に則しても、国家的な祝祭としても、また国民の喜びにとっても戴冠式にふさわしい時期」と説明した。

 5月4日には「戴冠の儀」が開催され、参列が認められた「王族や枢密顧問官、閣僚」が列席する。翌5日は同国の君主制の伝統に基づいて「王名が授け」られ、6日には一般市民や外交官が出席して「大規模な謁見(えっけん)」が行われるという。

 プミポン前国王は、クーデターや暴力を伴った街頭デモが繰り返された同国の激動の時代に、70年にわたって君臨した後、2016年10月に死去。その後、ワチラロンコン皇太子が王位を継承した。(c)AFP