【12月30日 AFP】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長から文在寅(ムン・ジェイン、Moon Jae-in)大統領に宛てて、来年は「頻繁」に会いたいと記された親書が送付されたと、韓国大統領府(青瓦台、Blue House)が30日、明らかにした。

 大統領府の金宜謙(キム・ウィギョム、Kim Eui-kyeom)報道官によると、金委員長は異例の親書の中で、韓国の首都ソウルを年内に訪問できなかったことは大変残念だと述べ、情勢を注視した上でソウルを訪問したいとの強い決意を表明した。また、2019年は文大統領と頻繁に会って朝鮮半島の平和を協議し、非核化問題を共に解決したいと記されていたという。

 親書が送付された手段は明らかされていない。

 今年9月に文大統領が北朝鮮の首都平壌を訪問した際、金委員長が「できるだけ早い時期」のソウル訪問を約束していたことから、年内にも金委員長のソウル訪問が実現するのではとの観測が出ていた。(c)AFP