【1月2日 AFP】テニスの男女混合国別対抗戦、第31回ホップマンカップ(Hopman Cup XXXI)は1日、4日目が行われ、グループBの米国対スイス戦では、混合ダブルスで待望のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)とロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)の対決が実現した。

 31年の大会史上屈指の対戦カードで、フェデラーはベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic)とペアを組み、セレーナ/フランシス・ティアフォー(Frances Tiafoe)組を4-2、4-3(5-3)で退け、この日の戦績を2勝1敗として勝利を飾った。

 フェデラーは、合わせて四大大会(グランドスラム)通算43勝という両者の初めての公式戦での対戦機会を歓迎していた。

 シングルスではフェデラーとセレーナがともに勝利を挙げたことで、両国の勝負の行方は混合ダブルスにもつれ込んでいた。1万4000人を超える観衆の中でスイス組は、米国ペアの混合ダブルスで経験の浅さに乗じ、勝利をものにした。

 この試合の中で右肩に問題を抱えたように見えたセレーナだったが、それについて心配はいらないと語ると、自身のダブルスの経験を生かせなかったことを悔やんだ。

 それでも、フェデラーとの初めての、そして唯一になるであろう対戦の輝きは、負けたとしても失われないと続けた。

「本当にエキサイティングで、文字通りキャリアの最高の試合」「偉大で、本当に敬服している選手と試合をするのは大きな意味がある。歴代最高の選手に立ち向かうのは本当に特別なこと」

 一方のフェデラーも「セレーナとの対戦を本当に楽しめたし、とても光栄でうれしい」「彼女のサーブについてはいろいろな話があるから、リターンは緊張したね」と語った。

「とても楽しかった。彼女は偉大なチャンピオン。集中して腹が据わっていたのが分かっただろう。そんな彼女が大好きだ」

 男子シングルスでフェデラーはティアフォーを6-4、6-1で下し大会2連勝を飾った。女子シングルスでセレーナはベンチッチに第1セットを先取されるも、4-6、6-4、6-3の逆転勝利を飾っている。(c)AFP