【1月1日 AFP】テニスの男女混合国別対抗戦、第31回ホップマンカップ(Hopman Cup XXXI)は31日、3日目が行われ、グループBの米国はセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams)が苦しみながらも勝利したが、ギリシャに1-2で敗れた。

 37歳のセレーナは圧倒的な強さにはほど遠く、試合開始から自身のプレーに明らかにいら立っていたが、ギリシャのマリア・サッカリ(Maria Sakkari)を7-6(7-3)、6-2のストレートで退けた。

 それでもギリシャは、ステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas)が6-3、6-7(3-7)、6-3でフランシス・ティアフォー(Frances Tiafoe)を破ると、混合ダブルスも4-1、1-4、4-2で制し、勝利を収めた。

 物議を醸し、大坂なおみ(Naomi Osaka)に敗れた全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)決勝以来となる大会に臨んだセレーナは、第1セットでグラウンドストロークの安定感を欠いた。

 世界41位のサッカリは序盤にブレークを奪い、サービングフォーザセットを迎えたものの、幾度かあった最高のチャンスを生かすことができず、反撃を許すと、2週間後に控える全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)で優勝候補の大本命にも推されているセレーナが1時間44分で試合をものにした。

 第1セットの終わりに左足首に問題を抱えたセレーナだったが、それでも第2セットを支配し、より四大大会(グランドスラム)通算23勝の選手らしい姿を見せた。

 セレーナは試合後「いくつもミスをしたけど、『大丈夫、最初の試合だし、良くなっていく』という感じだった」「(最初の試合は)これまでも簡単なことはなかった。ミスは多くなっていくものだし、2人ともかなり良い試合をしたと思う」と語った。(c)AFP