【12月29日 AFP】フィリピン南部ミンダナオ(Mindanao)島の沖合で29日、マグニチュード(M)6.9の地震が発生し、同国およびインドネシアの一部地域で津波が起きる恐れが出ている。

 米地質調査所(USGS)によると、同島ダバオ(Davao)の南東で発生した地震の震源の深さは59キロ。米太平洋津波警報センター(Pacific Tsunami Warning Center)は、フィリピンおよびインドネシアの沿岸部で「地震による津波が起きる恐れがある」と注意を呼び掛け、津波の高さは最大で30センチ前後としている。

 フィリピンの気象当局は、同国南部で「ある程度強い」揺れがあったとしているが、自治体の民間防衛局は、地震による被害および犠牲者の報告は今のところないと述べている。(c)AFP