【12月27日 AFP】インド北東部アッサム(Assam)州の市場に、捕まえたばかりの新鮮なネズミが屋台に並び、訪れた多くの人々が買い求めている。

 同州クマリカタ(Kumarikata)には、主に地元で捕まえたげっ歯類を売っている市場がある。

 ゆでて皮をはぎ、辛いソースで煮込んだネズミは珍味とされ、売れ行きは鶏肉や豚肉よりも好調。ネズミ肉は、鶏や豚とほぼ同じ1キロ200ルピー(約300円)前後で売れるという。

 茶栽培で有名なアッサム州の茶農園では、「アディバシ(Adivasi)」と呼ばれる貧しい先住民が働いている。アディバシの人々は茶摘み作業が一段落する冬季には田に出てネズミを捕まえ、市場に売りに行くとされ、ネズミが貴重な収入源となっている。(c)AFP