■必要であれば警察への通報も

 このような問題について、キャセイパシフィック航空にコメントを求めたところ、「職場における差別やハラスメントの防止と根絶」について、全従業員を対象にトレーニングを提供しているとの返答があった。

 だが客室乗務員として働くミシェル・チョイ(Michelle Choi)さんは、会社に求められるのはスタッフへのさらなる支援で、乗客への警告や謝罪の要求、また必要であれば警察への通報といった対応も必要だと指摘する。

「客室乗務員たちには、(セクハラの)事案報告が恥ずかしいことだと考えたり、またかつては多くの乗務員たちがそうだったように、言い訳をして我慢したりするのではなく、自分たちにはできることがあるということを知ってもらいたい」 (c)AFP/Elaine YU