【12月20日 AFP】(更新)米大リーグ(MLB)とその選手組合は、キューバ野球連盟(FCB)との間で、キューバ人選手が亡命しないで北米の球団と契約できる内容の協定に合意した。キューバ連盟が19日、発表した。

 キューバ側のツイッター(Twitter)への投稿によると、合意は米国との3年にわたる交渉を通じて実現された。野球愛好国キューバの才能ある選手が、両国間の政治的立場の違いを超えて米国の球団と契約を結べる、安定したパートナーシップを保証するものとしている。

 これまでは、米国でのプレーを望むキューバ人選手は、フリーエージェント(FA)となって最大限の報酬を得ようとする場合、キューバから亡命した上で米国外で居住権を得る必要があった。

 今回の協定は、日本や韓国の球団から大リーグへの移籍を希望する選手との交渉権を、大リーグの球団が相手側の球団から入札で獲得するポスティングシステムにならったもの。(c)AFP