【12月7日 AFP】18-19フィギュアスケートグランプリ(GP)ファイナルは6日、カナダ・バンクーバーで男子シングル・ショートプログラム(SP)が行われ、大会連覇を目指すネイサン・チェン(Nathan Chen、米国)が92.99点で首位に立ち、宇野昌磨(Shoma Uno)が91.67点の僅差で2位につけた。

 平昌冬季五輪で無念の5位に終わった後、世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2018)では史上最大の点差をつけてタイトルを獲得したチェンは、今季自己ベストとなる合計280.57点を記録してGPシリーズ初戦のスケート・アメリカ(Skate America 2018)を制すと、最終戦のフランス杯(Internationaux de France 2018)で2勝目を挙げ、大きな自信を持って大会に乗り込んだ。

 米ユタ州ソルトレークシティー(Salt Lake City)出身のチェンはこの日、ほれぼれとする振り付けに高いテクニカルエレメンツを組み込んだプログラムでジャッジを魅了するダイナミックなスケートを披露した。

 チェコのミハル・ブレジナ(Michal Brezina)が89.21で3位に続き、韓国の車俊煥(Jun-hwan Cha、チャ・ジュンファン)が89.07点で4位、ロシアのセルゲイ・ボロノフ(Sergei Voronov)が82.96点で5位、そしてカナダ勢唯一の出場者として地元の期待を背負うキーガン・メッシング(Keegan Messing)は79.56点で6位発進となった。(c)AFP