【12月4日 AFP】フランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール(France Football)」は3日、2018年のバロンドール(Ballon d’Or)にレアル・マドリード(Real Madrid)に所属するクロアチア代表MFルカ・モドリッチ(Luka Modric)を選出し、10年に及んだクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)とリオネル・メッシ(Lionel Messi)による独占状態は終わりを迎えた。

 豪華な授賞式は、仏パリのシャンゼリゼ(Champs Elysees)通り近くにあるグラン・パレ(Grand Palais)で行われ、名誉ある受賞者となった33歳のモドリッチに続いて、2位にロナウド、3位にアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)に所属する仏代表FWアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)が入った。

 また、最も優れた21歳以下の選手に与えられるコパ・トロフィー(Kopa Trophy)を受賞したパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)のキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が4位となり、5位のメッシを上回った。

 リバプール(Liverpool FC)に所属するエジプト代表FWモハメド・サラー(Mohamed Salah)が6位、モドリッチとレアルでともにプレーする仏代表DFラファエル・バラン(Raphael Varane)が7位に続いている。

 モドリッチは「子どもの頃、誰もが夢を持っていた。私の夢はビッグクラブでプレーし、著名なトロフィーを手にするということだった」と話した。

「私にとってバロンドールは夢にも思わなかったことで、とても光栄で受賞できたことを誇りに思う」

 モドリッチは欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)で3連覇を達成したレアルの主力として活躍した後、決勝でフランスに2-4で敗れたもののW杯ロシア大会(2018 World Cup)でクロアチア代表を初の決勝進出に導くなど、傑出した1年を送り今回の受賞が決定した。

 モドリッチは、2006年に同じく33歳で受賞を果たしたファビオ・カンナヴァーロ(Fabio Cannavaro)氏以来の最高齢受賞者となっている。(c)AFP