バロンドール候補30人発表、モドリッチやロナウドが本命か
このニュースをシェア
【10月9日 AFP】仏サッカー専門誌「フランス・フットボール(France Football)」は8日、2018年のバロンドール(Ballon d’Or)の候補30人を発表し、国際サッカー連盟(FIFA)の年間最優秀選手賞に選ばれたルカ・モドリッチ(Luka Modric)を筆頭に、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)やリオネル・メッシ(Lionel Messi)、モハメド・サラー(Mohamed Salah)らが名を連ねた。
先月発表されたFIFAの年間最優秀選手賞では、3人の最終候補者からメッシがまさかの落選となっており、クロアチア代表の一員としてW杯ロシア大会(2018 World Cup)で準優勝したモドリッチが、ロナウドとサラーを抑えて選出された。
本人は断固として否定しているものの、2009年に性的暴行をしたのではないかと疑惑が持たれているロナウドは、昨年5度目のバロンドールを獲得しており、メッシも同様に5度の受賞歴がある。今年の受賞者は、12月3日に発表される。
常連候補者の中には、レアル・マドリード(Real Madrid)のギャレス・ベイル(Gareth Bale)やマンチェスター・シティ(Manchester City)のケビン・デ・ブルイネ(Kevin de Bruyne)の名前もある。
リバプール(Liverpool FC)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)決勝で、壮観なオーバーヘッドシュートを含む2ゴールを挙げたベイルは、レアルのチームメートであるカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)やラファエル・バラン(Raphael Varane)、イスコ(Isco Alarcon)、マルセロ(Marcelo Vieira Da Silva Junior)、セルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)とそろってのノミネートとなった。
デ・ブルイネはシティのプレミアリーグ優勝と、ベルギー代表のW杯準決勝進出に貢献したことが評価されての候補者入りとなった。
W杯で優勝したフランス代表からは、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)でヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2017-18)を制したアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)や、チェルシー(Chelsea)に所属するヌゴロ・カンテ(N’Golo Kante)、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のポール・ポグバ(Paul Pogba)、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)のキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が名を連ねている。
チェルシーからは、W杯でデ・ブルイネとともに目立った活躍をみせたエデン・アザール(Eden Hazard)も選ばれており、W杯で得点王に輝いたイングランド代表のハリー・ケイン(Harry Kane)も選ばれた。
南米出身の選手ではシティに所属するセルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)やPSGのネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)の他、PSGのエディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)やFCバルセロナ(FC Barcelona)のルイス・スアレス(Luis Suarez)、リバプールに所属するブラジル人のロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)と、アトレティコに在籍するウルグアイ人の無骨なDFディエゴ・ゴディン(Diego Godin)も候補入りとなった。
GKではレアルのティボー・クルトワ(Thibaut Courtois)、リバプールのアリソン(Alisson Ramses Becker)、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)のウーゴ・ロリス(Hugo Lloris)、アトレティコのヤン・オブラク(Jan Oblak)の4選手が候補入りした。
さらに、ユベントス(Juventus)のマリオ・マンジュキッチ(Mario Mandzukic)やリバプールのサディオ・マネ(Sadio Mane)、バルセロナのイヴァン・ラキティッチ(Ivan Rakitic)も30人の候補に残っている。
同賞は今年から女子選手の部門も創設されることになっており、15人の候補者のうち7人は女子欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Women's Champions League 2017-18)を制したオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)の選手となった。
同チームからはフランス代表のアマンディーヌ・アンリ(Amandine Henry)やアメル・マイリ(Amel Majri)、ウェンディ・ルナール(Wendie Renard)、ドイツ代表のジェニファー・マロジャン(Dzsenifer Marozsan)、イングランド代表のルーシー・ブロンズ(Lucy Bronze)、ノルウェー代表のアーダ・ヘーゲルベルグ(Ada Hegerberg)、そして日本代表の熊谷紗希(Saki Kumagai)がノミネートされている。
また、今年からはもっとも優れた21歳以下の選手に与えられるコパ・トロフィー(Kopa Trophy)も創設されており、W杯でフランス代表の優勝に貢献し、その活躍から突如として世界的に脚光を浴びるようになったエムバペが有力な候補となっている。
初回は英国人のスタンリー・マシューズ(Stanley Matthews)が受賞しているバロンドールは、世界各国のジャーナリストの投票によって決定する。(c)AFP