【11月29日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)は28日、グループC第5節が各地で行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)はネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)の決勝ゴールで、リバプール(Liverpool FC)に2-1で勝利した。

 この結果、息を吹き返したPSGが決勝トーナメント進出に近づいたのに対し、昨シーズンの準優勝チームであるリバプールは早期敗退の危機に追いやられた。

 PSGは前半、フアン・ベルナト(Juan Bernat)とネイマールが得点を挙げペースをつかんだが、前半アディショナルタイムにはジェームス・ミルナー(James Milner)にPKを決められ、この重要な一戦は最後まで予断を許さない展開となった。

 PSGは、仮にこの一戦に敗れれば同組の他の試合結果次第で敗退が決定し、その結末は自分たちにとって大きな失敗になるということを理解した上でこの日のリバプール戦に臨んだ。

 しかし、実際に決勝トーナメント進出を逃す可能性がより高くなったのは、本拠地アンフィールド(Anfield)以外の会場で行われたチャンピオンズリーグではこれで5連敗となったリバプールだった。

 同組の試合ではナポリ(SSC Napoli)がレッドスター・ベオグラード(Red Star Belgrade)を3-1で下しており、リバプールが勝ち上がるためには2週間後に行われるナポリとのホームゲームに2点差以上で勝利しなければならなくなった。

 もしチャンピオンズリーグで敗退することになれば、たとえイングランド・プレミアリーグにおけるマンチェスター・シティ(Manchester City)との優勝争いで有利に働いたとしても、同クラブにとっては打撃となる。

 PSGはグループステージ最終節でレッドスターとのアウェーゲームを控えており、7季連続となる決勝トーナメント進出を確実なものにするには勝利が必要だが、その命運は自分たち自身で決めることができる。

 ナポリはレッドスターとの試合で11分にマレク・ハムシク(Marek Hamsik)が先制点を挙げると、ドリース・メルテンス(Dries Mertens)が前後半に1ゴールずつを奪って勝利。同組で首位に立ち、決勝トーナメント進出に向け一歩前進した。(c)AFP/Andy SCOTT