【11月19日 AFP】UEFAネーションズリーグ(UEFA Nations League 2018-19)は18日、各地で試合が行われ、リーグAのグループ4ではホームのイングランドがクロアチアに2-1で逆転勝ちし、準決勝進出を決めた。

 ウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)で行われた試合の後半、イングランドはアンドレイ・クラマリッチ(Andrej Kramaric)にゴールを奪われてクロアチアに先制を許し、リーグB降格の危機にひんしていた。

 しかし終盤、活気に満ちたイングランドの若い選手たちはエキサイティングな戦いぶりを披露し、W杯ロシア大会(2018 World Cup)準決勝で敗れたリベンジを果たすことに成功した。

 イングランドは途中出場のジェシー・リンガード(Jesse Lingard)が同点弾を挙げると、85分には主将のハリー・ケイン(Harry Kane)が決勝ゴールを決めた。

 この日の逆転勝利によりイングランドはスペインを上回り同組の首位に立ち、来年6月に行われる準決勝へ駒を進めた。一方、敗れたクロアチアはリーグBへの降格が決定している。

 イングランドを率いるギャレス・サウスゲイト(Gareth Southgate)監督は「とても誇らしく思う。みんなで一緒に成長した。一歩ずつ向上した」と述べた。

「大一番だった。非常にプレッシャーのかかる一戦だったが、チームはとてもうまく対処した」「決定機がいくつかあったからリードすべきだった。試合に踏みとどまるために、精神的な強さを見せる必要があった。選手たちは成熟した姿を見せ、試合を制した」

「彼らは自分たちが成し遂げたことを誇りに思うべきだ。われわれにとって大きな一歩となった」 (c)AFP/Steven GRIFFITHS