【11月18日 AFP】UEFAネーションズリーグ(UEFA Nations League 2018-19)は17日、各地で試合が行われ、リーグAのグループ3では、ポルトガルが敵地でイタリアと0-0で引き分け、準決勝進出一番乗りを決めた。

 ポルトガルはクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)を欠いたにもかかわらず、1試合を残した状態で準決勝進出とグループ3の首位通過を決めた。一方、ロベルト・マンチーニ(Roberto Mancini)監督が率いるイタリアは勝ち抜けの可能性が消滅した。また、同組のポーランドはすでにリーグBへの降格が決定している。

 準決勝進出の可能性を残すには勝利が必要だったイタリアは、サンシーロ・スタジアム(San Siro Stadium)に詰めかけた7万3000人の観衆の前で60分以上にわたり欧州王者のポルトガルを押し込んだが、最終的には攻略の糸口を見つけられなかった。

 試合はスコアレスドローで終了し、イタリアにとってはW杯ロシア大会(2018 World Cup)の出場権を逃した1年前のスウェーデン戦の引き分けを思い出させる結果となった。

 ポルトガルを率いるフェルナンド・サントス(Fernando Santos)監督は、「この大会の決勝トーナメントに進出することができとても満足している」と話した。「しかし、本当に難しい試合だった。特に、前半は難しい場面が多かったと認めざるを得ない」

 ポルトガルは20日、ギマラエス(Guimaraes)にポーランドを迎えるが、この一戦は両チームにとって消化試合となる。

 それでもサントス監督は「どんな時でもわれわれと一緒にいてくれるサポーターの前での試合になるから、ポーランドとのグループステージ最終戦は重要だ」と主張した。「素晴らしい試合にして勝たなければならない」 (c)AFP