【11月19日 AFP】女子ゴルフ、米国ツアー最終戦のCMEツアー選手権(CME Group Tour Championship 2018)は18日、フロリダ州ネープルズ(Naples)のティブロン・ゴルフクラブ(Tiburon Golf Club)で最終日が行われ、レクシー・トンプソン(Alexis "Lexi" Thompson、米国)が通算18アンダーで優勝を飾った。ポイントレースは世界ランキング1位の22歳、アリヤ・ジュタヌガーン(Ariya Jutanugarn、タイ)が制して年間女王に輝き、ボーナス賞金100万ドル(約1億1200万円)を獲得した。

 最終日にスコアを2ストローク伸ばしたトンプソンは、ネリー・コルダ(Nelly Korda、米国)と4打差で優勝を果たし、昨年あと一歩のところでトロフィーを逃した悔しさを晴らした。トンプソンは「すごく充実感がある。フロリダで育った私にとって、ここは特別な大会だから、家族や友人の見ている前での優勝は本当に格別」とコメントした。

 また、最後の最後に優勝を飾ったことで、トンプソンは6年連続で少なくとも米ツアー1勝を挙げている。賞金50万ドル(約5630万円)を受け取ったトンプソンは「今年は浮き沈みが激しかったから、最後にこうやって優勝できたのはすごく特別だ」と話している。

 一方のアリヤは最終18番で5メートル超のパットを沈めてバーディー締め。この日スコアを6つ伸ばしてトンプソンと6打差の5位タイでフィニッシュし、快進撃のシーズンを締めくくった。

 今季3勝を挙げ、大会開始時点で米女子ツアーの年間最優秀選手と賞金女王の座を射止めていたアリヤは、シーズン女王の他に、年間平均スコアが最少の選手に贈られる「ヴァーレ・トロフィー(Vare Trophy)」獲得なども決め、ツアーの各種主要タイトルを総なめにした初めての選手となった。

 アリヤは「信じられない1年だった。こんなふうに勝てるとは思っていなかった」「きょうはすごく調子が良かった。自分を心から誇らしく思う」とコメントした。

 柳簫然(So Yeon Ryu、ユ・ソヨン、韓国)とブリタニー・リンシコム(Brittany Lincicome、米国)が首位と5打差の3位タイに入り、マリナ・アレックス(Marina Alex、米国)、リディア・コー(Lydia Ko、ニュージーランド)、カルロタ・シガンダ(Carlota Ciganda、スペイン)がアリヤと並ぶ5位タイに続いた。畑岡奈紗(Nasa Hataoka)は8打差の9位で大会を終えた。(c)AFP