【11月16日 CNS】今年11月時点の世界の飼育ジャイアントパンダの個体数は548頭に上り、過去最多の個体数の記録を更新した。中国・四川省(Sichuan)成都市(Chengdu)で行われたジャイアントパンダ保護、繁殖・育成に関する国際フォーラムおよび中国ジャイアントパンダ繁育技術委員会による年度発表会で発表された。

 中国国家林業・草原局の李春良(Li Chunliang)副局長によると、中国内で今年出生したパンダの数は48頭で、うち45頭が生存し、幼獣生存率は93.75%に達した。このうちジャイアントパンダ保護研究センター(China Conservation and Research Center for the Giant Panda)で31頭、成都大熊猫繁育研究基地(Chengdu Research Base of Giant Panda)で11頭、北京動物園(Beijing Zoo)で3頭。良好な健康状態を保っており、今後の成長にも大きく期待できるパンダたちだ。このほかに野外で繁殖実験を進めているパンダが9頭いる。今年もさらに継続して野外への繁殖プロジェクトを進めていくという。(c)CNS/JCM/AFPBB News