【11月8日 AFP】(更新)ボクシングの元世界王者フロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.、米国)は7日、大みそかに予定されていた日本のキックボクサーの那須川天心(Tenshin Nasukawa)との対戦をキャンセルすると発表した。

 メイウェザーはインスタグラム(Instagram)への長文投稿で、埼玉で予定されていた那須川との試合について、主催者側から「不意を打たれた」と主張。「私、フロイド・メイウェザーは、那須川天心との公式戦には一度も同意していないことをはっきりさせておきたい」と書いている。

 メイウェザーは41歳の元ウェルター級チャンピオンで、すでに引退している。

 メイウェザーは投稿で、先週来日した時点では、「非常に高額」のファイトマネーで「少数の裕福な観客向け」の非公式戦に出場するという話だったと説明。「このエキシビションは純粋に娯楽目的の『スペシャルバウト』として組まれ、公式戦とされることも、世界中でテレビ放映されることも意図していなかった」とした。

 さらにメイウェザーは、5日に東京で行われた記者会見に到着した直後、話が「新たな方向」に進んだことで自身や自身のマネジメント担当者は「完全に予定を狂わされた」と主張し、「すぐにやめさせるべきだった」としている。

 その上で「この記者会見で発表された非常に誤解を招く情報について、ファンの皆さんに心から謝罪したい」と表明。「断言するが、私自身も、自分の同意も承認もなく進められていた計画に完全に不意を打たれたのだ」と釈明した。(c)AFP