【11月4日 AFP】ラグビーテストマッチが3日に行われ、日本は31-69で若手主体のニュージーランドに敗れた。

 2019年W杯(Rugby World Cup 2019)開催国の日本は、欧州遠征に向けて主力を温存したオールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)に10トライを奪われたが、4万3000人の観客の前で5トライを奪う健闘を見せた。

 南アフリカを34-32で破ったW杯イングランド大会以降、格上相手の勝利がない日本だが、17-145の大敗を喫した1995年のW杯での対戦を含め、過去3試合で282点を奪われていた相手との試合で一定の手応えを得て、11月18日に行われるアウェーでのイングランド戦に臨むことになった。

 主将のリーチマイケル(Michael Leitch)は「このチームとみんなのプレーを誇りに思う。自分たちは世界一のチームを相手にし、いくつかトライも奪った。前に進むためにも最高の力試しになった」とコメントした。

 一方、8選手が代表初キャップだったニュージーランドは、SOリッチー・モウンガ(Richie Mo'unga)が1トライに加えて9本中8本のキックを成功させ、チームをけん引する22得点を挙げてW杯本大会出場への望みを広げた。他にはヌガニ・ラウマペ(Ngani Laumape)が3トライを奪取。後半開始から投入されたジョージ・ブリッジ(George Bridge)も2トライで代表デビュー戦を飾った。

 オールブラックスのスティーブ・ハンセン(Steve Hansen)ヘッドコーチ(HC)は「われわれには経験の浅い選手が多く、相手はここ数年、非常に良いラグビーを見せているチームだった。多少のリスクもあったが、選手はそれを乗り越え、大量得点を挙げてくれた」とコメントした。(c)AFP