【11月2日 AFP】イエメン内戦の終結を求める国際社会の声が高まる中、イエメン政府は1日、イスラム教シーア派(Shiite)系の反政府武装組織フーシ派(Huthi)との和平交渉を再開する用意があると発表した。

 国連(UN)が内戦の全当事者に交渉参加を呼び掛けたことを受け、イエメン政府は「平和を取り戻すためのあらゆる努力」を歓迎すると表明した。

 国営サバ(Saba)通信が報じた声明で政府は、「イエメンは信頼醸成プロセスに関する交渉、特にすべての被拘束者・受刑者の釈放および拉致され強制的失踪の状態にある人の解放に関する交渉を速やかに始める用意がある」と言明した。

 イエメン政府の発表に先立つ10月31日、複数の米政府高官や国連(UN)のマーチン・グリフィス(Martin Griffiths)イエメン担当特使は、内戦に関与する全勢力に対し、1か月以内に交渉の席に着くよう呼び掛けていた。(c)AFP/Dana Moukhallati