【10月30日 AFP】第48回世界体操競技選手権(48th FIG Artistic Gymnastics World Championships)は29日、カタールの首都ドーハで男子団体決勝が行われ、日本は合計253.744点で銅メダルを獲得した。中国が同256.634点で金メダルに輝き、ロシアは同256.585点で僅差の銀メダルとなった。

 日本は合計251.994点で4位に入った米国から激しい追い上げを受けたものの、エースの内村航平(Kohei Uchimura)が家族に見守られながら世界体操で通算20個目のメダルを手にした。

 一方、中国と激しい優勝争いを繰り広げたロシアは、最終種目の鉄棒でニキータ・ナゴルニ(Nikita Nagornyy)が優勝に必要な13.782点を目指して最後に登場。会場が静まり返る中で、チームの金メダル獲得を確信させるようなパフォーマンスを披露した。

 しかし、固唾をのんで待った採点では、倒立の部分と思われるミスが記録されて惜しくも13.733点と届かなかった。これで中国の優勝が決定すると、会場のアスパイア・ドーム(Aspire Dome)では同国のファンから大きな歓声が湧いた。(c)AFP