【10月27日 AFP】女子テニス、WTAファイナルズ(BNP Paribas WTA Finals Singapore 2018)は26日、シンガポールで6日目が行われ、大会第5シードのスローン・スティーブンズ(Sloane Stephens、米国)は第1シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)を6-3、6-3のストレートで下し、全勝で準決勝に駒を進めた。

 ケルバーとの直接対決では、直近の5試合でいずれもストレート勝ちを収めていたスティーブンズは、約1時間40分で勝利を収め、第8シードのキキ・ベルテンス(Kiki Bertens、オランダ)とともに初出場でベスト4入りを果たした。

 全米オープンテニス(US Open Tennis Championships)の元女王であるスティーブンズは、レッドグループ首位として、準決勝の相手が第7シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)に決定。ベルテンスは同日、第3シードの大坂なおみ(Naomi Osaka)がハムストリングの故障で途中棄権して勝ち進み、第6シードで今大会無敗のエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)に挑むことになった。

 今年の全米オープンを制した大坂は第1セットを3-6で落とし、試合開始から47分で涙をみせながらコートを後にした。現在、最も勢いに乗る選手としてシンガポールに乗り込んできた21歳だったが、最初の2試合ではスティーブンズとケルバーにフルセットの末に敗れており、無念のシーズン終了となった。

 WTAファイナルズでトップシード4選手が準決勝を逃したのは、2003年大会以降これが初めてとなっている。(c)AFP