「人生は苦しく短い。でも私にとっては苦しくも短くもなかった。幸せに感じながら行きます。愛する人の後について行きます。一緒に年を取って、一緒に天国に行こうと約束していたのに一人で行ってしまうなんて。私もかわいい子どもたちと、あなたを追いかけるわ。4人で一緒にいましょうね……」

 11日昼、記者は、戴さんと子供らは発見されたが、すでに水死していたと同役場の職員から聞いた。

■夫の事故は「保険金をもらうため」

 妻が死亡して2日後に、夫の何容疑者が現れた。「自動車事故は保険金をもらうための芝居だった。保険金の受取人は妻だった」と話した。

 新化県の公安は12日夜、琅塘鎮の何容疑者が派出所に自首したと発表した。調べによると、何容疑者はインターネット金融で借りた金10万元(約160万円)を工面するため、妻に知らせることなく死亡保険金100万元(約1620万円)の生命保険に加入。9月19日早朝、借りてきた自動車を使い、新化県曹家鎮の川の中に車ごと転落して事故を装い、保険金をだまし取ろうとした。

 何容疑者は器物損壊と保険金詐欺の疑いで取り調べを受けている。(c)東方新報/AFPBB News