【7月20日 東方新報】シェア自転車の状況はめまぐるしく変わる。2016年に誕生した後、市民に多くの喜びをもたらし、17年に入ると爆発的に流行した。各業者が狂ったように市場に投入したので、政府がさらなる自転車投入を禁止するまでに至った。

 18年になると各社の勝敗が明確になり、弱小業者は敗北を認め、山と積まれたシェア自転車が残された。

 街頭に残された故障したシェア自転車は、いったいどれだけあるのか?「自転車墓場」をめぐる種々の難題をどのように解決すべきか?どんな方法であれば、数の増加や質の低下に歯止めをかけることができ、市民の安全と快適な利用を保障できるのだろうか?

■故障車の比率が顕著に高まる

 街頭の故障した自転車と「自転車墓場」の中には、業界の2大巨人であるofoと摩拝単車(モバイク、Mobike)が大部分を占める。ほかの小規模業者の中で確認できたのは、上海の小鳴単車(Xiaoming Bike)くらい。

 昨年6月中旬の統計によると、小鳴の上海での投入量は約7万台。その後、同社は上海市場から撤退した。上海の会社組織も崩壊し、自転車の回収作業は実施されなくなり、街頭のゴミと化した。

 これに比べ、「優拜(U-bicycle)」「永安行(YOUON)」「1歩単車(Yibu Danche)」「酷騎単車(Kuqi Bike)」「百拜(100bike)」などのシェア自転車は、同じように上海から消えて行ったが、もともとの投入台数が少なく、一部企業は進んで回収をしたので故障車は多くない。

 モバイクとofoによると、各社とも頻繁に自転車の維持・管理を行っているとしている。ofoは現在、上海で約70万台、モバイクは67万6千台ある。毎日、検査している自転車はofoが約2千台、モバイクは約5千台に上るという。