【10月7日 AFP】テニス、中国オープン(China Open 2018)は6日、女子シングルス準決勝が行われ、アナスタシヤ・セバストワ(Anastasija Sevastova、ラトビア)が全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)女王で大会第8シードの大坂なおみ(Naomi Osaka)を6-4、6-4で下し、決勝進出を決めた。

 腰のけがに苦しんだ大坂を破った世界ランキング20位のセバストワは、自身4個目にして最大のタイトルが懸かる7日の決勝で第2シードのキャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)と激突する。

 かつて、腰をはじめとする故障に悩まされていたセバストワは、2013年5月に一度現役を引退。コートから離れた時間でレジャーマネジメントを学ぶなどし、体を休めて2015年1月からツアーに復帰した。

 現在28歳のセバストワは、競技から離れていた時間について「テニスから遠ざかっていても自分の人生を楽しんだ。でも復帰までは長い道のりだった」と振り返ると、「トップ100からもかなり離れていたし、そこに到達するのが目標かなと考えていた。だから、今起きている全てはご褒美のようなもの」と続けた。

 もう一方の準決勝では、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)覇者のウォズニアッキが、ワイルドカード(主催者推薦)の王薔(Qiang Wang、ワン・チャン、中国)を6-1、6-3で退けている。

 同日に行われた男子シングルス準決勝では、ファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini、イタリア)が足首のけがで試合前に棄権したことで、ファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)が戦わずして決勝へ駒を進めた。

 決勝は、第5シードのカイル・エドモンド(Kyle Edmund、英国)を7-6(8-6)、6-4で破った世界ランク34位のニコラス・バシラシビリ(Nikoloz Basilashvili、ジョージア)との顔を合わせとなり、第1シードで同4位のデルポトロは圧倒的に有利とみられている。(c)AFP/Peter STEBBINGS