【9月27日 AFP】サウジアラビアの政府系基金「パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)」は26日、北西部沿岸に高級観光地を建設する計画を明らかにした。石油への依存度の高いサウジは、多様化を目指し大規模なプロジェクトを次々に打ち出している。

 PIFは、関係省を通じて「アマーラ(Amaala)」と呼ばれる高級リゾート開発計画を発表。地中海の自然の延長上に位置する場所に、イタリアの有名保養地リビエラ(Riviera)に並ぶ「中東のリビエラ」を建設したい考えを示した。ホテルや別荘、芸術施設、ヨットクラブなどが併設されるという。

 ただ建設期間や投資規模については言及しておらず、「プロジェクトの初期資金はPIFが拠出する」と明かすにとどまっている。

 サウジ当局は25日にも、外国からの観光客誘致を目指す同国史上初の試みとして、12月からスポーツや文化イベントに参加する観光客にビザ(査証)を発給すると発表している。(c)AFP