【4月24日 AFP】サウジアラビア政府は24日、原油依存からの脱却を目指す経済多角化の一環として首都リヤド近郊に建設する「エンターテインメントシティー」が、サルマン国王(King Salman)の立ち会いの下、25日に着工されると明らかにした。334平方キロメートルの広大なエリアにアトラクション施設やサファリパークなどを建設するもので、完成すれば米ウォルト・ディズニー(Walt Disney)のテーマパークのライバルになりそうだ。

 開発されるのはリヤド南西のキッディヤ(Qiddiya)地区。複数のハイエンドのアトラクション施設やモータースポーツ施設などを造る。

 担当する当局者のファハド・ビン・アブドラ・トゥンシ(Fahd bin Abdullah Tounsi)氏は「直接、間接に多大な経済効果をもたらす巨大プロジェクトを開発していく絶え間ない取り組み」の一つと説明している。

 プロジェクトの最高責任者を務めるマイケル・ライニンガー(Michael Reininger)氏は国外から投資を呼び込みたい意向を表明。ただ、総工費については明らかにしなかった。

 プロジェクトは、ムハンマド・ビン・サルマン(Mohammed bin Salman)皇太子が進める広範な改革「ビジョン2030(Vision 2030)」の一環。(c)AFP