【9月23日 AFP】カナダのモントリオールで開かれていた世界各国の女性外相らによる初の国際会議が22日、外交政策に「女性の視点」を取り入れると誓い、2日間の日程を終えて閉幕した。

 会議は紛争回避、民主主義の促進、性別に基づく暴力の撲滅などをテーマに、カナダのクリスティア・フリーランド(Chrystia Freeland)外相と欧州連合(EU)外相に当たるフェデリカ・モゲリーニ(Federica Mogherini)外交安全保障上級代表が共催。

 フリーランド氏は、会議は世界各国の女性や少女たちの重要性や役割および権利に焦点を当てるものとした上で、「特に指導者的な地位にある女性たちが、こうした権利を擁護していく方法を話し合う」と強調した。

 同様にモゲリーニ氏も「私たちが植えた種は成長して、美しい花を咲かせると信じている」と期待を示した。

 同会合にはフリーランド氏とモゲリーニ氏の他、スウェーデンやノルウェー、アンドラ、ブルガリア、クロアチア、インドネシア、コスタリカ、グアテマラ、南アフリカ、ケニア、ルワンダ、ガーナ、ホンジュラス、ナミビア、パナマ、セントルシアなどの外相が出席。また日本の河野太郎(Taro Kono)外相も参加した。(c)AFP