【9月4日 AFP】サッカー元ブラジル代表FWのロナウド(Ronaldo)氏は3日、スペイン1部リーグに所属するレアル・バジャドリード(Real Valladolid)の株式の51パーセントを取得し、同クラブの経営権を手にしたと発表した。

 バジャドリードのカルロス・スアレス(Carlos Suarez)会長は、同市役所で行われた記者会見で「きょうは新たな始まりの日だ。ロナウド氏はこのクラブの株式の51パーセントを取得した」「彼は夢を愛し、その夢を広める人物だ」と述べた。

 一方、現役時代はレアル・マドリード(Real Madrid)とFCバルセロナ(FC Barcelona)に在籍してスペインでプレーし、ブラジル代表としてもW杯(World Cup)で2度の優勝経験を持つロナウド氏は「きょうは私にとって非常に重要な日だ」「私はピッチの内外で多くのことを経験してきた。バジャドリードの1部定着や自分たちの夢を持ち続けることに期待してほしい」と語った。

 バジャドリードは今季から1部リーグに昇格しているが、開幕後3試合の成績は2分1敗で現在は16位につけている。

 ロナウド氏は史上最高の選手の一人として広く認識されており、バジャドリードのファンとしては夢見心地だろう。

 FIFA最優秀選手賞(FIFA World Player of the Year)を1996年と1997年、2002年にそれぞれ受賞したロナウド氏は、2011年に現役を引退。41歳の同氏はファンに対し、クラブの未来を具体化するのに協力してほしいと訴えかけた。

「すべての人にこのクラブの一員になってほしい。このプロジェクトに参加してくれるファンを求めている」

「われわれはアイデアや意見、批判、野望を求めており、皆さんに現在と未来のバジャドリードの一部になってほしい」 (c)AFP