■各国で試行錯誤

 第2次大戦後、米国の占領下にあった日本では1948年にサマータイムが導入されたが、主権を回復した1952年に廃止された。

 中国でも1986年に季節的な時間変更が提案されたが、試験的導入でも結論には至らず、1991年に同一時間を採用することが改めて決定された。

 ロシアでは、1917年に初めて導入されたが、その後は新たな試みやそれに対する反対運動が繰り返され、2014年に通年ウインタータイムを導入することで最終的に落ち着いた。

 ベラルーシやアイスランド、アルゼンチンではすでに廃止されている。チリでも2015年に廃止されたが、翌年には復活した。サマータイムをめぐっては、今でも世界は意見が割れている。(c)AFP/Camille CAMDESSUS