【8月30日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は29日、ホワイトハウス(White House)の法律顧問ドン・マクガーン(Don McGahn)氏が今秋退任することを発表した。マクガーン氏は、米大統領選でのロシア干渉疑惑をめぐるロバート・モラー(Robert Mueller)特別検察官の捜査に協力していたと報じられていた。

 トランプ氏はツイッター(Twitter)でマクガーン氏の退任を発表したが、その理由は明らかにしていない。

 米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)は今月18日、マクガーン氏がモラー氏の捜査チームに「広範囲にわたって協力」し、事情聴取に少なくとも3回、合計30時間にわたり応じたと報道。十数人に上るホワイトハウスの現役および元職員やその他の情報筋の話として、マクガーン氏がトランプ氏の司法妨害疑惑に関わる過去の出来事について「詳細な説明」を行ったと伝えていた。

 モラー氏の捜査は「不正に仕組まれた魔女狩り」だと繰り返し主張してきたトランプ氏は報道を受け、ホワイトハウス職員には捜査への「全面的な協力」を許可しており、100万ページ以上に及ぶ書類を提出したと述べていた。

 だが同紙の報道直後から、トランプ氏の司法妨害疑惑についてマクガーン氏が証言した具体的内容をめぐる臆測が飛び交っていた。(c)AFP