【8月29日 AFP】サッカーAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2018)は28日、準々決勝の第1戦が行われ、鹿島アントラーズ(Kashima Antlers)は2-0で天津権健(Tianjin Quanjian FC、中国)に勝利し、ベスト4入りへ前進した。

 鹿島は後半にレオ・シルバ(Leo Silva)とセルジーニョ(Sergio Antonio Soler de Oliveira Junior 'Serginho')のブラジル人2人がゴールを決め、順当な勝利を収めた。相手は鹿島をじれさせる狙いを持ってアウェーでの戦いに臨んできたが、60分にペナルティーエリア内でノーマークでボールを受けたレオ・シルバが先制点を決め、そのもくろみを崩すと、その後も追加点を求めて攻勢を続け、72分にはセルジーニョが強烈なミドルシュートを突き刺した。

 Jリーグ1部(J1)では波に乗り切れない鹿島だが、これで2点のリードを持って9月18日の第2戦に臨めることになった。一方で天津のパウロ・ソウザ(Paulo Sousa)監督は、苦しいスーパーリーグ1年目のシーズンが続いている。この試合は創設12年目のクラブにとって過去最大の大一番だったが、渋滞に巻き込まれて予定した飛行機に乗り遅れるトラブルもあって調整が思うように進められず、ドタバタの末に試合にも敗れる結果に終わっている。

 同日行われた準々決勝のもう1試合では、アルドゥハイルSC(Al Duhail SC、カタール)が1-0でペルセポリスFC(Persepolis FC、イラン)に先勝し、ACL記録に並ぶ大会9連勝を達成した。こちらの第2戦は、9月19日にペルセポリスのホームで行われる。(c)AFP